外国人の方が長期間日本に暮らす場合、留学生として日本に来た学生は「学生ビザ」、仕事をするために日本で暮らす人は「就労ビザ」と、それぞれビザが必要です。
次に住まいですが、外国人の方が賃貸物件を借りる際には、身元を確認する書類や入居者の情報などが必要です。
そこで今回は、賃貸物件の契約を検討している外国人の方へ向けて、物件を借りる際の必要書類についてご説明します。
パスポートだけじゃない!外国人の方が賃貸物件を借りるための必要書類
まず外国人の方が賃貸物件を借りるためには、どのような書類が必要なのかをご説明します。
必要書類とは?
●パスポート
自国を離れて外国へ渡航する際、渡航する人の身分を証明するものです。
パスポートの写真が貼られているページと、ビザスタンプが押されているページを提示します。
●在留カード
氏名・生年月日・性別・国籍などの基本情報だけでなく、住居地・在留資格・在留期間・就労の可否など重要な内容が記載されています。
身分証明書として、また日本に滞在する許可証としても利用されていますよ。
●資格証明書
日本に滞在する目的が、在留資格に該当することを入国管理局が許可した旨を証明する書類です。
ビザが発行されていない場合は、この資格証明書を提示しなければなりません。
●収入証明書
家賃を払えることを示す書類で、すでに仕事をしている方は、直近2,3カ月分の給与明細書や就労証明書などの提出を求められます。
内定していれば、雇用契約書や内定証明書を準備しましょう。
外国人の方が賃貸物件を借りる際は必要書類プラス本人の情報もまとめておく!
必要書類が準備できたら、賃貸物件を借りるために次のような情報を求められます。
スムーズに契約できるように準備してまとめておきましょう。
●電話番号
●銀行口座
●緊急連絡先
●連帯保証人
日本で契約した電話番号や、家賃の引き落とし用の銀行口座が必要です。
日本語が話せる知人や職場の上司などの連絡先も求められる可能性があるので、準備しておいてください。
さらに日本では、外国人の方に限らず、賃貸物件を契約する際に連帯保証人が必要です。
日本人の知人や就職先の社長などにお願いできればよいですが、もし連帯保証人になってくれる人がいない場合は、外国人の方が利用できる保証会社がありますよ。
しかし保証会社を利用する際には、審査に通らなければなりませんし、保証料や更新料が発生するので金銭的に負担になることを頭に入れておいてください。