神奈川県の中央南部に位置する藤沢市は、充実したショッピング施設や湘南の海からも近い町です。
そんな藤沢市には、「みやじ豚」というブランド豚があるのはご存じでしょうか?
お肉のやわらかさと上質な味わいに定評があり、プロの料理人からも高い評価を得ているブランド豚です。
今回は、高品質なお肉を生産するにあたって、生産者のこだわりや取り組みをご紹介します。
【藤沢市の畜産業】株式会社みやじ豚のこだわりとは?
クリーミーな脂とやわらかくジューシーな味わいが特徴のみやじ豚には、次のようなこだわりがあります。
ストレスを与えずに飼育
豚はストレスに弱く、とても繊細な生き物です。
そのため、ストレスフリーな飼育でのびのびと育てる必要があります。
同じお母さん豚を持つきょうだい子豚たちを同じ小屋に入れる「腹飼い」をし、ストレスを与えないことで、豚特有の臭みがない美味しい豚肉になるのです。
ゆったりとしたスペースを確保するためにも、大量生産しないことにもこだわっています。
特別に配合された餌
白くてきれいな脂肪をもつ豚に育てるためには、与える餌がポイントです。
小麦や大麦、そしてさつまいもなどの芋類や米を特別に配合したこだわりの餌を与えています。
そのため、丹精込めて育てたみやじ豚には、うまみ成分であるグルタミン酸の量が、なんと国内銘柄豚の2倍も含まれているのです。
こだわりの血統
3種類の品種を掛け合わせた三元交配を採用しています。
親豚のお肉のつき具合や歩き方までしっかりと吟味することで、結果的により良い肉質をもつ豚を出荷できるのです。
【藤沢市の畜産業】株式会社みやじ豚の取り組みとは?
株式会社みやじ豚は畜産業だけでなく、人との関わりを大切にしながら、さまざまな取り組みをおこなっています。
バーベキューの開催
みやじ豚の月間出荷数は約130頭と非常に少なく、松屋銀座「銀座初音」の店舗でしか精肉を直接購入できません。
しかしバーベキューを開催することで、毎月100名程度の人が集まり、ブランド豚を楽しめます。
生産者や飲食店とコラボレーションをするなどして、15年間ほぼ毎月開催している取り組みです。
「農業のこせがれネットワーク」を設立
農家における事業承継の問題に注目し、農家に生まれた「こせがれたち(農家の後継者たち)」に農業の魅力や可能性を伝えるために活動されています。
また、農業者と交流する場や実家の農産物を食べてもらう場を設けて、情報交換をしたり、農業者向けにセミナーをおこなったりと、活動の場は多岐にわたります。
農業に対するマイナスなイメージを払拭させることは、伝統農業を守るためにとても大切な取り組みです。
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