横浜市は、東京都心へのアクセスも良く便利に暮らせる環境のため、居住を考えている方が多いと思います。
その横浜市にある馬車道はアイスクリーム発祥の地として有名で、多くの方が訪れています。
そこで、この記事では横浜馬車道の魅力を解説します。
横浜馬車道とあいすくりんにまつわるエピソード
横浜馬車道とあいすくりんの歴史は、明治時代までさかのぼります。
明治2年、町田房蔵によって馬車道に開業した「氷水屋」であいすくりんを販売したことが始まりです。
町田房蔵は、アメリカへの使節団の一員であり、日本人として初めてアイスクリームを食べたうちの一人だと言われています。
当時のあいすくりんは、値段設定が高く、現在の価格にすると1万円を超えるほどでした。
そのため、庶民が手を出せる品ではなかったものの、伊勢山皇大神宮の大祭で大盛況したことをきっかけに、横浜に氷水店(アイスクリーム店)が増加しました。
このような経緯があり、町田房蔵は「アイスクリームの父」と呼ばれています。
そして、1964年には、東京アイスクリーム協会によって5月9日が「アイスクリームの日」と制定されました。
5月9日は、初めて馬車道でアイスクリームが販売された日です。
現在、馬車道にはアイスクリーム発祥の地として「太陽の母子像」が設置されています。
町田房蔵は、横浜にあいすくりんをもたらし、その後の甘味文化を発展させていきました。
横浜馬車道で有名な「横濱馬車道あいす」とはどんなアイスクリーム?
横濱馬車道あいすとは、明治時代に氷水屋で販売されていたあいすくりんをアレンジしたものです。
使われている材料は、卵黄と牛乳、そして砂糖です。
シンプルな材料を使って作られた横濱馬車道あいすですが、カスタード風味であっさりとした味わいが人々から人気を集めています。
また、最中のなかにカスタードが入っていて、サクサクとした食感を楽しめることがこだわりです。
そんな横濱馬車道あいすは、どこのお店に行けば味わえるのか気になってきたのではないでしょうか。
この記事でご紹介するのは、「YOKOHAMA BASHAMICHI ICE(ヨコハマ バシャミチアイス)」です。
横浜赤レンガ倉庫内に店舗を構えており、横濱馬車道あいすを味わえます。
実は、当時のカスタード味を再現しているものは、このお店でしか味わえません。
種類は、カスタードの他に、特選ミルクや苺ミルクが販売されています。
横浜にアイスクリームが伝わった当時のこだわりの味を体験してみたい方は、ぜひ「YOKOHAMA BASHAMICHI ICE(ヨコハマ バシャミチアイス)」を訪れてみてはいかがでしょうか。
●住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-2横浜赤レンガ倉庫2号館1階
●アクセス:JR桜木町駅から徒歩約15分、みなとみらい線馬車道駅から徒歩約6分
●営業時間:11時から20時
●定休日:なし(横浜赤レンガ倉庫に準ずる)
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