賃貸物件の契約前に必ず行われる入居審査。
まだご自身名義で契約をされた経験がない方の中には、「入居審査って一体どんなことを審査するの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、賃貸契約前の最難関とも言える入居審査の基準について詳しくご紹介します。
入居審査の意味と主な基準
入居審査とは、「この物件を借りたいです」と希望する方に対し、家主様や管理会社が「この方に貸しても良いかどうか」を判断することです。
そして審査では、主に以下の4つの基準に照らし合わせて判断します。
1.年収と家賃(収入と支出)のバランス
2.入居希望者の職種や勤務先情報
3.入居希望者の人柄
4.連帯保証人の年収・職種・勤務先情報
1番目と2番目は、入居申し込みをされた方が無理なく家賃を支払えるかどうかを判断するための項目です。
3番目は、他の入居者の方とトラブルを起こさないかどうかを判断します。
いくら家賃をしっかり払える年収の方でも、ご近所トラブルを起こす恐れがある場合は、他の入居者の方に迷惑をかけないように断るケースも。
そして4番目は、連帯保証人の責任能力を判断するための項目となっています。
連帯保証人は、万が一入居者が滞納された時に代わって支払う責任がありますが、連帯保証人の収入が安定していないと責任を果たすことができません。
そのため、万が一の時にきちんと責任を果たしてくれるかどうかを審査するのです。
入居審査が通りやすくなる年収と家賃のバランスの基準は?
先ほど審査の基準項目の1つとして、年収と家賃(収入と支出)のバランスを挙げました。
どれだけ魅力的な条件の物件でも、収入と支出のバランスが合っていなければ生活が苦しくなり、いずれ滞納してしまう可能性が高くなるでしょう。
そうした事態を防ぐためにも、賃貸物件を借りる際は家賃を3倍した金額以上の月収が必要です。
さらに、その月収を12倍した金額以上の年収があることが望ましいと言われています。
以下に、具体例を挙げてみました。
(例)家賃8万円の物件を借りたい場合に必要な月収と年収の計算方法
①8万円×3=24万円(月収の下限)
②24万円×12ヶ月=288万円(年収の下限)
上記のように、家賃が8万円の物件を借りたいなら月収は最低24万円、年収は最低288万円ないと審査の通過が厳しくなるのでご注意ください。
入居審査の基準 実はこんなところも見られている!
入居審査を受けるには、まず入居申込書や申込者・連帯保証人の収入状況を証明する公的書類(源泉徴収票や所得証明書など)を提出します。
※家主様や管理会社によっては、申込者や連帯保証人の住民票が必要な場合もあり。
これらの書類は、決められた期日までに全て揃えて提出しなくてはいけません。
しかし、一部が揃っていなかったり申込書に書き損じが多かったりと不備が多い場合は信用度が低くなり、入居審査に影響する可能性も否めません。
ご自身や連帯保証人となる方が遠方に住んでいて書類の用意に時間がかかる場合や、書き方が判らない場合は事前に家主様や管理会社まで相談しましょう。
まとめ
どんなに気に入った賃貸物件でも入居審査に通らない限り、そこに住むことはできません。
少しでも不安要素をなくして気に入ったお部屋で新生活が始められるように、入居審査の基準をしっかりと押さえておきましょう。
入居審査が通りやすい賃貸物件探しは、スマイスターまでお気軽にご相談ください。