子育て中の人にとって、行政支援の手厚さは暮らしやすさを左右する重要なポイントではないでしょうか。
近年は、ひとり親世帯向けの支援を厚くする自治体も増えていて、さいたま市でも各区で様々な制度を実施しています。
今回は、大宮区が行っているひとり親世帯向けの行政支援をご紹介します。
さいたま市大宮区のひとり親世帯支援制度① ひとり親家庭等医療費支給制度
大宮区では、18歳以下もしくは20歳未満で一定の障害を持つお子さんを養育しているひとり親世帯向けの医療費助成を行っています。
この制度は、健康保険を使った時に患者さんが負担するべき医療費を全額助成するものです。
※予防接種代や差額ベッド代など、一部保険適用外の項目は助成の対象とはなりません。
お子さんが小さいうちは、病気やケガで病院のお世話になることも多いので、保険適用分を助成してもらえる点は助かりますね。
さいたま市大宮区のひとり親世帯支援制度② 児童扶養手当
児童扶養手当は、18歳以下もしくは20歳未満で一定の障害を持つお子さんを養育している人向けの手当てです。
似たような制度では児童手当がありますが、こちらはひとり親世帯向けと異なり、対象となるお子さんの年齢や受給額の条件が少し厳しくなります。
お父さんもしくはお母さんだけの収入で生活費の全てを賄わなければいけないひとり親世帯にとって、児童扶養手当は大きな収入源となるでしょう。
さいたま市大宮区のひとり親世帯支援制度③ ひとり親家庭児童就学支度金支給制度
この制度は、大宮区在住のひとり親世帯のうち、小学6年生のお子さんを持つ家庭を対象とした助成制度です。
中学校入学前は、制服・体操着・指定ジャージなど、一度にたくさんのお金を支払わなければならないものが増えますよね。
そんな時にこの制度を利用すると、お子さん1人につき1万円の支度金を支給してもらえます。
例年、中学校入学直前の2月頃が申請期限となるので、来年4月以降に中学生になるお子さんがいる人はぜひチェックしてください。
さいたま市大宮区のひとり親世帯支援制度④ JR通勤定期乗車券の割引制度
最後にご紹介するのは、お子さんではなく扶養しているお父さんもしくはお母さん向けの助成制度です。
ひとり親世帯の養育者がJR線を利用して通勤している場合、通勤用定期券を3割引で購入することができるんですよ。
通勤定期券を定額で購入するとなかなか高いですが、それを3割引の価格で購入できると金銭的負担がだいぶ減りますね。
この制度は、養育者だけでなく同居するご家族も適用可能なので、JRを利用して通勤している人にぜひおすすめです。
まとめ
医療費や児童扶養手当だけでなく、中学校入学の支度金や通勤定期の割引など、ひとり親世帯の暮らしをあらゆる場面で支える助成制度が充実している大宮区。
このような行政制度が手厚い街なら、安心して暮らせるでしょう。
各制度の詳しい要件は、さいたま市大宮区のホームページをぜひご確認ください。
さいたま市大宮区には、ひとり親世帯でも契約できる賃貸物件が複数あります。