全国的に問題となっている待機児童。
未就学児がいる共働きの子育てファミリーの中には、保育園の入りやすさを重視して引っ越し先を決めるケースも少なくありません。
町田市も待機児童問題を抱える自治体の一つなのですが、近年は問題解消に向けて新しい取り組みを行っていることをご存知でしょうか。
今回は、町田市が行っている待機児童問題への取り組みをご紹介します。
町田市が行う待機児童対策① 保育コンシェルジュの相談受付
町田市では、未就学児のお子さんを育てている親御さんを対象に、保育園や幼稚園の案内を行う保育コンシェルジュを配置しています。
各家庭に合う保育園・幼稚園の選び方、残念ながら入園の選考に漏れてしまった親御さんからの相談、ニーズに応じた保育サービスの提供が保育コンシェルジュの主な業務です。
相談は、平日の月曜~金曜まで市役所保育・幼稚園課にて承っているので、入園や保育サービスについて相談されたい時はぜひご利用ください。
町田市が行う待機児童対策② 送迎保育ステーションの設置
保育園に無事お子さんを預けることができても、「仕事の都合上、どうしてもお迎えの時間に間に合わない」と悩む親御さんも多いですよね。
また、自宅の最寄りの保育園に空きがなくて遠くの園に預けるため、送迎に時間がかかって大変という親御さんもいます。
そんな親御さんを助けるべく、町田市が2017年10月から始めたサービスが送迎保育ステーションです。
このサービスは、専用バスで市内の保育園までお子さんを送迎してくれるもので、月額2,000円で利用できます。
送迎拠点は町田駅と多摩境駅の2ヶ所に設置されているため、朝はお子さんと一緒に駅まで行って預ける、そして帰りは駅でお子さんを迎えて帰ることができますよ。
自宅から遠い保育園に通わせる親御さんも送迎時間を短縮することができるため、各保育園の空き状況の偏り解消につながることが期待できるでしょう。
町田市が行う待機児童対策③ 幼稚園預かり保育の時間拡大
町田市では、市内にある一部の私立幼稚園において預かり保育時間の拡大を図っています。
通常保育は4時間ですが、それ以降は預かり保育を実施し、長時間お子さんを預かる環境を整えています。
この取り組みにより、勤務時間の短縮が難しい親御さんも安心してお子さんを預けて働くことができるようになりました。
親御さん達にも好評のようで、2016年度には3園のみで実施していたのが、2017年度には13園、2018年度には14園と着実に増えています。
「幼稚園も良いけど、預かり保育の時間が短いから…」という理由で諦めていた親御さんは、ぜひ実施園を確認してみてください。
まとめ
専門家による相談受付、送迎サービス、幼稚園の預かり保育の時間拡大と実施園の増加など、待機児童問題解決に向けて新しい取り組みを積極的に行う町田市。
1人でも多くのお子さんを預かることができる環境づくりに取り組んでいる町田市は、子育てファミリーに優しい街と言えるのではないでしょうか。
今後、町田市に引っ越し予定の未就学児がいる子育てファミリーは、ぜひまちだ子育てサイトをチェックしてみてくださいね。