賃貸物件に入居する際には、敷金礼金など様々な初期費用が必要になります。
その費用の中に「日割り家賃」というものがあり、その負担額は決して小さいものではありません。
今回は、初期費用の中の日割り家賃の詳細や、節約する方法をご紹介します。
賃貸の日割り家賃とは
賃貸に入居する際に発生する日割り家賃とは、対象の物件に入居した日からその月の最終日までの家賃を日割りしたものです。
通常家賃は月単位で発生しますが、契約をしてからその日に入居する事は難しいので、最初の月は日単位で計算した家賃を支払う必要があります。
同じく管理費や共益費も、日割りで計算された額が初期費用に含まれる事が一般的です。
賃貸の日割り家賃の計算方法
日割り家賃は入居した日からその月の最終日までの家賃を日割りしたものなので、簡単に計算する事ができます。
例として、家賃が8万円の物件を1月5日に契約して1月14日に入居したとすると、計算式は以下のようになります。
・80,000円(家賃)÷31(月の日数)×18(入居日から月の最終日までの日数)
上記の場合の日割り家賃は18日分なので、4万6,451円になるという事です。
賃貸の日割り家賃を節約するには
初期費用に含まれる日割り家賃を節約する方法とは、フリーレント物件を選ぶ事や日割り家賃を計算して入居日を調整する方法があげられます。
入居日を調整する場合、例えば毎月末日を家賃支払い日として設定している賃貸物件に引越すと、10日に入居するのと20日に入居するのとでは以下のように日割り家賃が変わります。
(賃料は8万円と仮定)
10日に入居(当月の家賃支払い日までの日数…22日)
80,000円÷31日×22日=56,774円
20日に入居(当月の家賃支払い日までの日数…12日)
80,000円÷31日×12日=30,967円
上記の差額は2万5,807円となり、入居当月までの家賃支払い日までの日数が短いほど日割り家賃の金額は小さくなります。
賃貸物件の家賃は基本的に前払いなので、入居当月は日割り家賃+翌月分の家賃(前家賃)も支払わなければなりません。
前家賃を下げてもらうことはなかなか難しいですが、日割り家賃は自分のスケジュールの調整次第で負担を減らすことができます。
急いで引越さなければならない事情がなく、引越し日を調整できるようであれば検討してみてはいかがでしょうか。
また、フリーレント物件では一般的に1~2ヶ月分の家賃が無料になる物件が多いので、日割り家賃も発生しません。
そのほか大家さんに交渉してみるという手もありますが、時期や物件によっては難しい場合が多いので、あまり期待しないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
賃貸に入居するにあたっては、どうしてもまとまった資金が必要になりますが、日割り家賃は計算しやすくご自身で大体の金額を知ることができます。
日割り家賃が発生しても損をしているわけではありませんが、初期費用を抑えたい方はぜひ参考にしてくださいね。
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