かつて日本の住まいに欠かせなかった畳ですが、今はフローリングだけで造られている賃貸物件も多く、畳(和室)のある家で暮らす機会も少なくなりました。
しかし実は、畳にはたくさんのメリットがあるということをご存知でしょうか。
今回は、畳のある賃貸で暮らすメリットについてご紹介します。
畳のある賃貸で暮らす3つのメリット
畳のある賃貸で暮らすメリットには、以下のような例があります。
・防音性が高い
柔らかい畳はクッションの役割を果たし、音が響きにくい特徴があります。
そのため、うっかり床に物を落としてしまった時の音や、小さい子やペットが室内を走り回る時の音も軽減することができますよ。
・断熱・保温効果がある
い草の中はスポンジ状になっているため、自然と湿度調整が行われ夏は涼しく、冬は暖かい部屋になります。
冬に裸足で歩いても、フローリングに比べて足元がヒヤッとせず過ごしやすいですよ。
・森の中にいるようなリラックス効果を得られる
畳に使われているい草には、『フィトンチッド』や『αシペロン』など、人にリラックス効果をもたらす成分が含まれています。
フィトンチッドは森林の香りと同じだそうで、まるで森の中で森林浴をしているように心身が落ち着きます。
メリットが多い畳のある賃貸で暮らす時に注意してほしいこと
先ほど3つのメリットをご紹介した畳ですが、快適に暮らすためには2つの注意点があります。
・掃除は乾拭きか固く絞ったぞうきんで拭いてから掃除機をかける
凹凸がある畳はホコリが吸着しやすいため、いきなり掃除機をかけてしまうと排気によってホコリが舞ってしまいます。
そのため、最初は乾いたぞうきんか固く絞ったぞうきんで畳の目に沿って拭き、その後に掃除機をかけましょう。
・じゅうたんやラグ・カーペットなどを敷かない
和室でも洋風のインテリアを置きたい時、部屋全体のイメージを合わせるためにじゅうたんやラグ・カーペットなどを敷くこともあるでしょう。
しかしじゅうたん・ラグ・カーペットは、ゴミや食べかすが溜まりやすくダニの温床となることがあります。
また、畳との間に湿気がこもってしまい、そこにカビが生えてしまうこともあるため、和室にじゅうたん・ラグ・カーペットを敷くことは避けましょう。
なお、「家具を置くと重みで畳が凹んでしまうことが気になるからラグなどを敷きたい」という場合は、指に水を付けるなどして凹んだ部分に少し水を含ませると良いですよ。
そうするとい草が水を含んで膨らみ、凹みが消えます。
部屋の模様替えをするときなどに便利な方法ですので、ぜひお試しください。
まとめ
数が少なくなっているけれど、リラックス効果が高く、防音・調湿・断熱など様々な性能を持ち魅力が多い畳。
「和室や畳よりフローリングの部屋が良い」と最初から候補外と考えず、和室付きの賃貸物件もぜひ検討してみてください。
東京都町田市やその近郊で賃貸物件をお探しなら、スマイスターまでぜひご相談下さい。
メリットが多い畳のある賃貸物件もご紹介いたします。