昔は「引っ越したら、向こう三軒両隣は挨拶をすべき」と言われていましたが、そのマナーも最近では薄れつつあります。
特に一人暮らしの場合、引っ越しの挨拶をするべきかどうか迷う人も少なくありません。
今回は、一人暮らしの引っ越しの挨拶についてご紹介します。
一人暮らしでも引っ越しの挨拶はした方が良い
結論から述べると、一人暮らしでもやはり引っ越したら近所へ挨拶に行くのが望ましいです。
なぜなら、元々住んでいる側からすれば、隣に新しい人が来て生活の気配はするものの、どんな人か分からないことはあまり気持ちのいいものではないからです。
また、賃貸アパートやマンションでは音が響かないように気を付けていても、どの程度の音をうるさいと感じるかは人次第なので、生活音が原因でトラブルになるかもしれません。
そうしたトラブルを防ぎ、近所づきあいを円滑にするためにも、引っ越し時に挨拶にいくことは大切なことといえます。
一人暮らしで挨拶をしなくてもいい例とは
先ほど、一人暮らしでも引っ越しの挨拶は大事だと述べましたが、例外となるケースがあります。
それは、女性の一人暮らしの場合です。
実際、女性の一人暮らしがターゲットとなる犯罪も起きており、防犯上の観点からあえて挨拶をしないことも珍しくありません。
どうしても挨拶をしたい場合は、管理人や大家さんに隣や同じフロアに住む世帯の様子を聞いて判断すること、そして伺った先で自分が一人暮らしだと言うことは避けましょう。
なお、単身世帯ばかりの賃貸アパートやマンションの場合、日中は留守にしていてなかなか会えないことや、そもそも引っ越しの挨拶をしない派の人もいます。
こうしたケースに当てはまる場合も無理に挨拶はせず、共用廊下やエントランスなどですれ違った時に「こんにちは」と声をかけ合うくらいで良いでしょう。
一人暮らしの引っ越しの挨拶 手土産は何が良い?伺うベストな時間は?
いざ挨拶に行くと決めた時に多くの人が迷ってしまうのが、手土産は何が良いのか、何時ごろ訪問するのかということです。
これから近所となるのに失礼があってはいけないという気持ちは大切ですが、あまりかしこまりすぎると相手にも気を遣わせてしまいます。
定番の手土産は、500円から1000円程度のタオルやお菓子などです。
お菓子の場合は、日持ちする焼き菓子などがおすすめです。
そして手土産には、プリントで構いませんので「ご挨拶」などののし紙をつけてお渡しします。
ただし、性別や一人暮らしであることをアピールする必要はないので、のし紙に書く名前は名字のみにとどめましょう。
訪問時間は、引越し当日かつ昼食時を避けた午前9時以降から午後4時頃までが無難です。
もし留守だった場合は時間を改めるか、手紙を添えた手土産をポストに入れておきましょう。
手紙といっても、100円均一ショップで売っているようなミニメッセージカードで十分ですので、インターネットで文例を検索して書きましょう。
まとめ
昔ほど近所づきあいがない地域も増えている現代では、一人暮らしでも引っ越しの挨拶をするべきかどうか、する場合のルールなども悩ましいところです。
これから一人暮らしを始める方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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