2018年、一般家庭のウォシュレット普及率は80%、100世帯当たりの保有率は100台を超えているそうです。
複数のトイレを持つ家では、全てのトイレにウォシュレットを取り付けていることもあるでしょう。
とはいえ、少し築年数の経った物件などでは、まだウォシュレットが付いていないトイレもありますよね。
賃貸物件で、付けてもいいのでしょうか?
賃貸物件のウォシュレット取り付け:原状回復
賃貸物件は退去時に、原状回復義務があります。
入居時と同じ状態に、戻さなければいけない、ということですね。
住んでいる間、自分が部屋に置いたものは、すべて撤去しなければいけません。
そして、故意や過失によって部屋が壊れたりした場合は、修繕費用を出す必要があります。
つまり、借り物である賃貸物件に、勝手に別の設備であるウォシュレットを取り付けるのはいけないこと。
とはいっても、最近のウォシュレットは、特殊な工事がいらず、自分でつけられるような商品も多数売られています。
冬に座ると冷たいのも嫌だし、取り付けたいな、と思うときは、まず大家さんか管理会社に、付けてもよいか確認を取ることが必要です。
賃貸物件のウォシュレット取り付け:取り付け可能な環境
ウォシュレットは、電気で動きますから、トイレにコンセントが必要です。
もしない場合には、壁をはがすようなコンセント増設の工事が必要になります。
また、水栓が外せ、簡単に取り付けられるようになっているか、そして便座の部分のみ外して交換することが可能かも重要です。
リモコンは、大きく分けて便座の横に付いているタイプと、壁に独立してつけるタイプの2つがあります。
壁付けだと、壁に穴を開ける必要があるので、許可がおりにくいかもしれません。
一方の便座の横に付くタイプは、幅の狭いトイレだと入らない可能性も。
購入する際は、元の便器のサイズやトイレ室のつくりもしっかり確認したうえで、購入するようにしてくださいね。
また、バストイレ、そして洗面台が一体となっている3点式ユニットバスでは、室内にコンセントがない上、お風呂の湿気が原因で、通常の商品では取り付けできません。
大家さんの許可もおりにくいでしょう。
ウォシュレットの便座を取り付けた際は、もし自分の家だったら古い便座を捨ててもよいでしょう。
一方、賃貸物件の場合は、先ほどの原状回復義務がありますので、元の便座はしっかり保管しておく必要があります。
まとめ
ショッピングセンターや飲食店、ホテルなどでも、ほとんどの場所で導入されているウォシュレット。
冬場は便座が暖かく衛生面からも重宝されますが、賃貸物件でウォシュレットを取り付ける場合は、原状回復義務という問題もあります。
取り付けの際は、必ず大家さんや管理会社の指示にしたがい、適切に取り付けて快適な生活を送ってくださいね。
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