お部屋を探す際に、お風呂場を気にする方も多いのではないでしょうか。
賃貸アパートや賃貸マンションで良く見られる、天井や床が防水仕様のユニットバス。
今回は、そのユニットバスの中でもお風呂、トイレ、洗面台が1室にまとまっている3点ユニットバスのメリット・デメリットをご紹介します。
賃貸アパート・マンションで3点ユニットバスを選ぶメリット
賃貸アパートやマンションによく導入される3点ユニットバスのメリットは、まず家賃が安いことです。
なぜ安いかと言うと、お風呂、トイレ、洗面台という水回り設備を1つの部屋に集めていることで部屋の面積が抑えられる上に、3点ユニットバスという一体型の設備であるため、導入が簡単なのです。
東京23区の1Rや1Kでは、バス・トイレ別物件に比べて3点ユニットバスのアパートやマンションは、7000～1万円程度安いといわれています。
同じ広さの物件であれば、より居住スペースを広く取れますね。
また、お風呂、トイレを同時に掃除できるのも3点ユニットバスのメリットです。
特に、トイレ周りの床も濡れても大丈夫な素材であるため、シャワーを用いて水洗い可能です。
さらに、3点ユニットバスは天井や壁、床も一体化している設備であるため、漏水事故が起こりにくいメリットもあります。
賃貸アパート・マンションで3点ユニットバスを選ぶデメリット
一方、3点ユニットバスのデメリットひとつ目は、湿気です。
お風呂場と洗面台、トイレがセットになっている上に窓がないことがほとんどであるため、湿気がこもりやすくカビなどの汚れに悩まされることがあるでしょう。
特に、浴槽との境目にかけるシャワーカーテンは水が残りやすくカビやすいので要注意です。
多くの賃貸アパート・マンションでは3点ユニットバスに24時間換気システムがついていますから、効果的に利用しつつ湿気を払いたいものですね。
ふたつ目のデメリットは、お風呂にゆっくり浸かりにくい造りであることです。
身体を洗い流す場所がないため、洗ってから湯に浸かったり、温まってから洗ったりするタイミングが難しくなります。
その上、浴槽に溢れ防止の排水口が付いているため、高い位置まで湯を張ることができません。
お風呂はほぼシャワーで済ますという方には問題のない点ですが、のんびり長湯したい方には、デメリットとなる3点ユニットバスの仕組みです。
また、3点ユニットバスには収納スペースが少ないというデメリットもあります。
扉の付いた収納棚等はほぼありませんし、お風呂や洗面用具、トイレ周りなどには湿気に弱いものを置きにくくなります。
まとめ
賃貸アパートやマンションに多い3点ユニットバスは、家賃が安くなるなどのメリットがある一方、特にお風呂の時間を楽しみたい方にはデメリットに感じられるでしょう。
ご自身のライフスタイルや好みを考えたうえで、アパートやマンションの設備を選んでくださいね。
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