横浜市には、服飾文化について学べる「岩崎博物館」があります。
ただの衣類としてだけでなく、美術品としても価値を見いだされてきた服飾品が数多く収蔵されている施設です。
そこで「岩崎博物館」の沿革や、展示内容についてご紹介します。
横浜市の文化スポット「岩崎博物館」の沿革
横浜市の「岩崎博物館」は、1980年に開館した服飾文化に関する博物館です。
その沿革は明治時代にまでさかのぼり、当時この地には横浜本町通りゲーテ座がありました。
西洋人による西洋演劇に触れられる劇場として、日本の近代演劇に大きな影響を与えた施設です。
しかし1923年の関東大震災で建物は崩壊し、昭和50年代の初頭までゲーテ座に関する情報は不明な状況が続いていました。
なおその後の発掘調査によって、数々の出土品が見つかりました。
そして現在の建物は1980年に建設されたもので、服飾に関連した収集品を中心に展示しています。
横浜市の文化スポット「岩崎博物館」の展示内容
横浜市の「岩崎博物館」では、古代から現代にいたるまでの服飾文化に関するさまざまな資料を展示しています。
写真がなかった時代のファッションプレート(服飾版画)や、装飾品、工芸品などを公開中です。
またゲーテ座資料として、建物に使用された瓦や写真、ゲーテ座にまつわる文学作品も紹介しています。
このほか山手で活躍したオランダ人の、ノールトフーク・ヘフトの資料なども展示しています。
ギャラリー
ギャラリーでは、絵画や工芸といったさまざまなジャンルの企画展を開催しています。
若手アーティストや、アートスクールの有志による作品展示なども楽しめるスペースです。
ドレス体験コーナー
16世紀から19世紀末までのドレスを、実際に着用できるコーナーです。
女性のみの予約制で、春夏(3月から8月)と秋冬(9月から2月)の各シーズンとスペシャルドレスの中から選べます。
子ども用ドレスもあるため、誕生日や記念日に利用してみてはいかがでしょうか。
●所在地:横浜市中区山手町254
●入館料:300円(大人)、100円(小・中学生)
●開館時間:10時から17時
●休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
●アクセス方法:元町・中華街駅(みなとみらい線)より徒歩3分、JR石川町駅より徒歩15分
●駐車場:なし
なお新型コロナウイルス拡大防止のため、開館状況が異なる場合があるためご注意ください。
おすすめ物件情報|横浜市の物件一覧