かつて日本で働いている人(雇用労働者)のうち、アルバイトやパートなどの非正規雇用労働者は約15%でした。(1984年時点)
しかし現在は、非正規雇用労働者の割合が40%近くにまで増えていて、反対に正規雇用労働者と呼ばれる正社員の割合が減少しています。(2017年時点)
参考資料:厚生労働省 非正規雇用
そして非正規雇用労働者の増加と比例して増えているのが、部屋探し問題です。
以前、フリーターの人の賃貸契約についてご紹介しましたが、派遣社員も同じように部屋探しで悩んでいる人は少なくありません。
今回は、派遣社員の賃貸契約についてご紹介します。
派遣社員の賃貸契約 不安に思うのは収入
派遣社員の人が賃貸契約で一番不安に思うのは、やはり収入のことではないでしょうか。
正社員と違い、時給制でボーナスも基本的にない派遣社員は、「収入が不安定とみなされて入居審査が不利になるのでは…」と不安に思う人も多いです。
ですが安定した収入があることや、正社員として働いている身内を連帯保証人として立てるなどすると、入居審査を通過しやすくなるでしょう。
また入居審査は、部屋を借りたいと希望する人の人柄も審査対象となるので、不動産会社へ行って相談をする時は派手な格好や横柄な態度にならないよう気をつけましょう。
派遣社員が賃貸を借りる時に気をつけるポイント
派遣社員の人が賃貸を借りるために不動産会社へ行く時は、身なりと態度以外にも以下のポイントに気をつけましょう。
実際に就業しているか
派遣社員と言っても、ただ派遣会社に登録しているだけでどこの会社にも就業していない場合は、入居審査で不利となる可能性があります。
また就業していないにも関わらず、仮に「〇〇会社で派遣として働いています」
と言っても、不動産会社は派遣元の会社へ在籍・就業確認の連絡をするので、その時点で嘘は分かります。
ただ、登録したばかりで派遣先を探してもらっている途中であれば、そのことを正直に伝えると働く意思があるとみなされて、審査への影響は小さくなるかもしれません。
連帯保証人が立てられない場合は保証会社を利用する
先ほど述べたように、連帯保証人は正社員として働いている身内を立てることがベストですが、適任者がいない場合は保証会社を利用することも検討しましょう。
物件によっては、大家さんや不動産会社が指定する保証会社と契約することで賃貸を借りることができるケースも増えていますよ。
「連帯保証人を頼める人がいないからダメかも…」とあきらめず、まずは相談してみてください。
まとめ
正社員と比べると、派遣社員の賃貸探しはまだまだ不安に思う人が多いのが現状です。
しかし、非正規雇用労働者が約40%もいる今の時代は、「派遣社員だから」という理由だけで契約を断られることはほとんどありません。
派遣社員で賃貸探しをされる人は、今回ご紹介したことを踏まえて希望の部屋を借りることができるように対策することをおすすめします。
スマイスターでは、派遣社員の人も安心して契約できるような入居審査OKの賃貸物件や、保証人不要の賃貸物件をご紹介していますので、ぜひご相談ください。