賃貸物件の契約は、2年間など期間を区切ることが多いもの。
入居してそろそろ2年が経つかというころ、やってくるのが更新料の支払いです。
特に引越さなければならない事情がある場合を除いて、更新料を払って住み続けることと、更新のタイミングで引越すのではどちらが良いのでしょうか?
賃貸物件の更新料とは
賃貸物件の契約満了時、更新契約を結ぶ際に発生する、更新料。
次の2年間も同じ契約で住むために払うのですが、もともと関東圏や東海地方の一部で行われていた文化だったそう。
近年は関東や東海地方以外でも支払う地域が増えていますが、徴収率は地域によって差があります。
更新料として払う金額は、賃料1ヶ月程度の金額が多い一方、1万円などの固定額とすることもあるなど、地域・物件によっても大きな差があります。
賃貸の更新料以外にも払うお金
賃貸物件の契約更新時には、更新料の他に不動産会社に払う更新手数料、さらに火災保険の更新など、追加でかかるお金もあります。
更新月はこれらが月々払う賃料に上乗せされますから、事前に準備しておいたとしてもかなりの出費になることも少なくありません。
そのため、「更新をせず新しい部屋に引越してしまおうかな」と思う人もいらっしゃいます。
今住んでいる場所から10~20km程度の引越しであれば、よほど大きな荷物がない単身者の場合、年度末等の繁忙期をのぞけば数万円でも引越すことが可能です。
通常、引越し代とは別に新居の敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料などが新たにかかってきますので、数十万円の出費になる場合が多いです。
※ただし最近では敷金礼金ゼロ円の物件や、フリーレント物件等もあるので、初期費用を抑えて引越すことができます。
一方、引越さずに更新する場合は通常の家賃1ヶ月分+更新料で済みます。
更新と新居へ移ることを比べると、金額的にはやはり更新の方がお得です。
引越すかどうかは賃貸の更新料以外の面からも考えよう
更新する方がお得とはいえ2年間同じ場所に住んでいると、
「もう少し職場や大学に近いところがいいな」「この設備が使いにくいから変えたい」「隣の駅の方が色々お店が多くて便利だ」など、色々考える人もいらっしゃるでしょう。
賃貸物件の良さは、ライフスタイルや気分によって住むところを変更しやすいことです。
「次はこういう部屋に住みたい」という気持ちがあるなら、契約書を見直して退去連絡はどれくらい前にすればよいか調べつつ、次の賃貸物件探しをするのも良いかもしれません。
まとめ
このまま住み続けるか、新しい賃貸物件に移るか考える良い機会となる更新手続き。
更新料の金額によっても地域差・物件の差が大きいですから、ぜひご自分のライフスタイルや物件への印象もあわせて、考えてみてくださいね。
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