近年地方では、公共交通機関の利用者減少で民間会社の交通機関運営が難しくなってきています。
一方で、高齢者が増加の一途をたどる地域では、安心・安全で快適な生活をおくるために、移動手段の確保は重要な課題です。
また、自家用車の増加による二酸化炭素の排出を抑制することや、子どもの移動手段としても、公共交通機関の役割は大きくなってきています。
今回は、そのような背景から誕生した町田市の市民バス「まちっこ」についてご紹介していきましょう。
町田市民バス「まちっこ」ってどんなバス?
町田市は東西に長い地形になっており、それを起因とした交通不便地域の解消や、市民の交通利便性向上を目的に、町田市民バス「まちっこ」は運営されています。
現在運行中のルートは「相原ルート」と「公共施設巡回ルート」の2つです。
運行は、バス事業者との協定に基づいて、町田市が運行経費の不足分を補助金として交付しています。
町田市民バス「まちっこ」の運行ルート
「まちっこ」の2つの運行ルートについて詳しくご紹介します。
1. 相原ルート
運行日:月曜日から金曜日(年末年始、祝日は除く)
運行時間:始発は午前8時30分「青少年センター入口」発
最終は午後5時30分「町田ターミナル」発
運行本数:1日3往復運行
運賃:100円から300円で大人、小児、障害者手帳所持者いずれも同額
東京都シルバーパスが利用可能
バスの仕様:小型低床ノンステップバス 長さ6.99m 幅2.08m 36人乗り
2. 公共施設巡回ルート
運行日:月曜日から金曜日(年末年始、祝日は除く)
運行時間:始発は午前7時45分「町田バスセンター」発
最終は午後4時25分「町田バスセンター」発
運行本数:およそ30分から40分の間隔で、1日15循環運行
運賃:1乗車あたり100円で大人、小児、障害者手帳所持者いずれも同額
東京都シルバーパスが利用可能
バスの仕様:小型低床ノンステップバス 長さ6.99m 幅2.06m 29人乗り
町田市民バス「まちっこ」の運行ルート変更について
町田市民バスまちっこ「公共施設巡回ルート」は、2019年4月1日より運行経路が変更されました。
近年の利用者低迷によるもので、利用者の利便性をさらに高めることが目的だったそうです。
このルート変更により、町田市役所、町田市民病院へのアクセスが改善され、運行間隔も短くなりました。
運行本数も12循環から15循環へと増加しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中も、通常ダイヤで運行がされおり、行政の尽力が伝わる施策であることが分かりますね。
ホームページにて最新の情報が得られますので、ご利用の際は町田市のサイトをご覧ください。
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