時代の流れに伴い、家族構成も一人暮らし・核家族・一人親世帯などが増えています。
そして一人親世帯のうち、お母さんと未成年のお子さんから成るシングルマザー世帯は、2015年時点で106万人を超えています。
参考資料:総務省統計研究研修所
そんなシングルマザー世帯が賃貸物件を借りる場合、どのようなポイントがあるのでしょうか。
シングルマザー世帯が賃貸物件を探す時の審査項目は?
賃貸物件の入居申し込みを行う際は、「この人に物件を貸しても良いか」と大家さんが見極めるための入居審査が行われます。
もちろん、この審査はシングルマザー世帯も受けますが、「シングルマザー世帯は入居審査が通りにくい」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
賃貸物件の入居審査は、以下の4項目について行われます。
1.申し込みをされる人の年収
2.申し込みをされる人の職業や勤務先
3.申し込みをされる人の見た目や人柄
4.連帯保証人となる人の収入・資産状況
これは申し込みをされる方が誰であろうと、見極めるべきポイントは変わりません。
それにも関わらず、シングルマザー世帯が通りにくいことがあるのは、以下の理由に当てはまるケースです。
・賃料の支払いと年収のバランスが合っていない
・収入が不安定な職業に就いている
・連帯保証人となる人がいない、もしくは連帯保証人となる人の収入や資産状況が不安定
もちろん、シングルマザー世帯でなくても上記の理由に当てはまる場合は、入居審査に通らない確率が高くなります。
シングルマザー世帯が賃貸物件を選ぶ場合に適した間取りは?
シングルマザー世帯が賃貸物件を選ぶ場合、どのような間取りが適しているのでしょうか。
お子さんが小さく、ひとりっ子もしくは2人きょうだいくらいであれば、寝室が1部屋のみの1DKや1LDKタイプでも問題ないでしょう。
一方、お子さんが3人以上いる場合や、ひとりっ子や2人きょうだいでも年齢が小学生以上の場合は、生活スペースやお子さんのプライバシーを考慮して、2DK以上の間取りを選ぶ方が無難です。
ただ、間取りや専有面積が広くなるほど賃料は高くなるので、少し築年数が古い物件や最寄り駅から少し離れた物件など、同じエリアでも賃料が安くなりやすい条件で探してみましょう。
シングルマザー世帯には収入の3割以下の賃貸物件がおすすめ
一般的に、賃貸物件を選ぶ時は手取り収入の1/3以下で収まる家賃の物件が良いと言われています。
例えば、月の手取りが24万円の人なら、家賃が8万円の賃貸物件を借りることができます。
しかしシングルマザー世帯の場合は、お母さん1人の収入で生活費から教育費まで支払わなければならないため、手取り収入の1/3の家賃では生活が厳しくなってしまうかもしれません。
そこでシングルマザー世帯の場合は、手取り収入の3割以下の家賃が設定されている物件をおすすめします。
先ほどと同じく、月の手取りが24万円だとすると、家賃が7.2万円までの物件が良いでしょう。
もちろん、お子さんの年齢や人数によって生活費や教育費の割合は変わります。
また、養育費の有無で手取り収入も変わるので、その点を考慮しながら家賃の上限を決めましょう。
まとめ
シングルマザー世帯が賃貸物件を契約することは、簡単なことではありません。
しかし、最近はそんな人々が契約しやすいような条件の物件も増えてきていますよ。
私たちスマイスターでは、女手一つで頑張るご家族のお部屋探しもお手伝いしています。
連帯保証人不要の物件や、初期費用を抑えやすい敷金・礼金0円の物件などをご紹介していますので、ぜひご相談ください。