新東京百景にも選ばれた町田市の代表的な薬師池公園
薬師寺公園は日本の歴史公園100選にも選ばれた歴史のある公園。
なぜ、町田市の代表と言われる薬師寺公園なのか、それは長い歴史に由来されます。
室町時代~江戸時代まで、当時は「福王寺池」とも呼ばれていた薬師池は用水路として開拓された場所で地下水が溜まる場所になっていました。
江戸時代の宝永4年(1707年)富士山噴火の火山灰やその後、大洪水の土砂崩れなどの被害で泥や砂などが埋まるたびに、周辺近隣の村人で池を掘り返していました。
災害で泥や砂など埋まった用水路を掘り返していくうちに徐々に形が大きくなり、現在の形になったと言われています。
公園の西側に建つ薬師堂は、元々は別の場所に建っていて「福王寺」という名前の寺でした。
室町時代に戦で焼失してしまった福王寺は明治時代に再建されましたが、この寺に薬師寺如来像が祀られていたため、「福王寺」は薬師寺堂と呼ばれるようになり、薬師寺堂から見える池は「福王寺池」から「薬師池」と呼ばれるようになったそうです。
現在は「新東京百景」や「東京都指定名勝」に指定され、2007年には、「日本の歴史公園100選」に選ばれた薬師池公園の池の周辺には、桜はもちろん、梅、ツバキ、花菖蒲、藤、大賀ハスなどさまざまな花が咲き誇り、春の開花から夏の緑、秋の紅葉まで四季の移ろいを感じることができます。
池にかかったタイコ橋も風流で、ゆったり腰を落ち着けられる茶屋もあります。
この「やくし茶屋」では甘酒や抹茶、お餅やお団子を頂くことができます。
茶屋で頂くだけではなく、お土産のお団子もあるので、ぜひご利用くださいね。
美術館もあり自然に囲まれた癒しスポット 町田市芹ヶ谷公園
沢山の緑と花、そして彫刻が点在する自然の中の美術館、それが芹ヶ谷公園です。
ジャブジャブ池、せせらぎ、虹と水の広場と、子どもたちが暑い時期にめいっぱい遊べる水場がたくさん!
定期的に清掃を行い、水の入れ替えも行っているので、安心して遊びに行けますね。
とても敷地が広く、ターザンロープをはじめ、さまざまな遊具もあるので、たっぷり遊ぶこともできます。
大きな広場もあるので、まだ遊具で遊ぶには早いかな、という小さなお子さまでも、思いっきり歩くことができますよ。
また、敷地内にある町田市立国際版画美術館は、国内外のさまざまな版画を収集し、展示している美術館です。
展示されている作品や、イベント展示なども見ごたえもあるのですが、夏の時期には館内の喫茶けやきで、なんと100円のかき氷が登場!
軽井沢の有名店「ミカド」のコーヒーやケーキを扱っているので、カフェタイムも楽しめます。
芹ヶ谷公園の遊具でたっぷり遊んだあとは、ぜひ喫茶で一息、も予定に入れてみてくださいね。
町田市のおすすめ公園、花見も楽しめる「薬師池公園」と、美術鑑賞や喫茶店も人気の「芹ヶ谷公園」をご紹介しました。
四季を感じ、芸術も楽しめる町田市での暮らしは、とても素敵ですね。