町田市は、地元で作られた農産物を扱った「まち☆ベジ」活動に取り組んでいます。
このまち☆ベジとは、どういった活動なのでしょうか。
町田市では、2011年に町田産の農産物に対するシンボルマーク及びネーミングを公募し、まち☆ベジという町田ブランドができあがりました。
これは地元で採れた新鮮な農産物を、地産地消という形で消化していくことを推進している町田市の活動です。
まち☆ベジというネーミングの通り、農産物は町田市内在住の農業者や町田市内に農業経営拠点がある農業者の作物であることが第一条件とされます。
その中できちんとした生産管理のもとに栽培、収穫された農作物(野菜、畜産、園芸など)だけがまち☆ベジとして販売することができるのです。
まち☆ベジは町田市内のJA直売所や農産物直売所で購入できるほか、町田市日曜朝市や市役所の正面玄関でも購入することができます。
市役所の朝市は毎月第3月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)の午前11時から午後1時までですが、売り切れ次第終了となります。
毎回あっという間に売り切れになってしまうほどの人気で、開店前から品物をチェックしているお客さんもいるほどです。
町田市はこのような場を作ることで、生産者と消費者の間での交流や情報交換が持てることを開催目的としています。
消費者からしても、実際に自分たちが口にするものを生産している人たちの顔が見えるのは安心感がありますよね。
朝市以外に収穫などの農業体験などのイベントを行っている農家もあり、生産者と消費者のコミュニケーションが取れやすい環境づくりをしています。
地産地消の活動は朝市や直売だけではありません。
町田市内にある一部の飲食店では、「まち☆ベジグルメ店」としてまち☆ベジ食材を扱った食事を提供しています。
和食から、洋食、カフェ、居酒屋など店舗のジャンルは多岐にわたり、中には野菜ソムリエが常駐している八百屋さんでも取扱をするほどの浸透ぶりです。
店主にとっても、地元の農作物を使うことで新鮮な食材を確保できることや、生産者やその栽培状況などが把握できることもメリットになると言えます。
地元の食材を可能な限り地元で食べていくことは、採れたて新鮮な食材を食べることになります。
すなわち地産地消とは、美味しい物を食べることにつながるのです。
また生産者と消費者が実際にやり取りしながら行われる農産物の売買は、見通しもよく活気のある街づくりの一環だと言えるでしょう。