社会人の場合、勤務先の福利厚生の1つとして家賃補助を受け取れるケースがあります。
金額や補助を受ける条件は勤務先によって異なりますが、家賃は生活費の中でも大きな割合を占めるため、少しでも手当があると嬉しいですよね。
そんな家賃補助ですが、勤務先が同じカップルが同棲をする場合は受け取ることができるのでしょうか?
社内恋愛カップルの同棲でも家賃補助は受け取れる
結論から述べると、社内恋愛カップルが同棲をする場合でも家賃補助を受け取ることは可能です。
ただし、受け取ることは彼氏または彼女のどちらか1人しかできません。
家賃を補助している会社の場合、住民票と賃貸契約書の提出を求められることが一般的です。
住民票は住所が同じでも世帯主を2人にすることができますが、賃貸契約はどちらか一方が借主として結ぶため、用意できる賃貸契約書も1人分しかありません。
会社は、住民票の世帯主+賃貸物件の契約者にのみ家賃補助を支給するため、非契約者である人は手当を受けることができないのです。
同棲で2人とも家賃補助を受け取るとどうなる?
社内恋愛カップルでも、どちらか一方だけが補助を受けられるとはいえ、やはり1人分より2人分の手当てがある方が嬉しいですよね。
そこで、「同棲を始めたことを会社に内緒にしておくと、2人分の家賃補助を受け取れるんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、このやり方は明らかな規則違反です。
家賃補助は、家賃を全額自分で払っている従業員の負担を軽減するために作られた福利厚生です。
それなのに、同棲して家賃を折半しているのであれば、全額自分で払っている条件には当てはまりません。
もし発覚すると、罰として家賃補助が受けられなくなったり、これまで会社が支給してきたお金を返金するよう求められたりする可能性もありますので注意しましょう。
同棲する前に家賃補助について相談しよう
社内恋愛カップルが2人とも家賃補助を受け取ることは難しいことや、もし受け取った場合のリスクについてお分かりいただけたと思います。
そのため、同棲を始める前は必ず家賃補助について相談することが大切です。
たとえば、彼の部屋に彼女が引っ越して一緒に暮らすなら、引き続き賃貸物件の契約者も彼のままなので、補助を受け取るのは彼が適切でしょう。
一方、2人とも部屋を引き払って新たに賃貸物件を契約する場合は、どちらが契約者となって補助を受け取るのかしっかり話し合いましょう。
まとめ
家でも会社でも好きな人と過ごせる同棲は楽しいものですが、社内恋愛カップルの場合は家賃補助をどちらが受け取るのか決めておかないと後々トラブルになってしまいます。
現在一緒に暮らすことを考えているカップルは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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