「三溪園」は、実業家・原富太郎によって造園された日本庭園です。
国指定名勝のひとつで、年間を通してさまざまな植物を楽しめます。
そんな横浜市にある「三溪園」とはどんなスポットか、見どころとともにご紹介します。
横浜市の日本庭園「三溪園」とは?
横浜市の「三溪園」とは、1906年より一般公開された日本庭園です。
実業家の原富太郎によって整備され、園内には全国各地から集められた古建築が移築されています。
そしてその多くが重要文化財に指定されており、歴史的に価値の高い建造物を見ることが可能です。
「三溪園」の花ごよみ
「三溪園」は、四季折々に咲く花を楽しめるスポットです。
春にはサクラやフジ、ツツジなどが見頃を迎えます。
そして夏になるとハスやアジサイを楽しめます。
さらに秋には紅葉で園内が彩られ、冬はツバキやウメなどの季節の花々を見られる日本庭園です。
三溪記念館
「三溪記念館」では、原富太郎の業績に関する資料などを展示しています。
ゆかりのある作家による、美術工芸品なども展示中です。
横浜市の日本庭園「三溪園」にある文化財
横浜の「三溪園」には、17棟の建造物があります。
そのうち10棟は国の重要文化財に指定されており、貴重な建造物を見られる日本庭園です。
主な重要文化財は以下のとおりです。
臨春閣(3棟)
江戸時代前期の建築で、1917年に移築が完了しました。
数寄屋風書院造りの建物で、2019年からおこなわれている大規模な保存修理工事により屋根材などが新しくなります。
なお障壁画は記念館に展示されています。
旧天瑞寺寿塔覆堂
1591年の建築で、1905年に移築されました。
豊臣秀吉が病気から快復した母の長寿を祈って、生前墓の寿塔を覆うために建てたものです。
聴秋閣
1623年の建築で、1922年に移築されました。
徳川家光の命により、京都の二条城内に「三笠閣」として建築されたものです。
その江戸屋敷などに移築されたのち、「三溪園」に移ってから「聴秋閣」と名前を付け替えられました。
●所在地:横浜市中区本牧三之谷58-1
●入園料:700円(高校生以上)、200円(小中学生、市内在住の65歳以上)
●開園時間:9時から17時(最終入園16時30分まで)
●休園日:12月29日、30日、31日
●アクセス方法:三溪園バス停より徒歩すぐ、三溪園入口バス停より徒歩5分、本牧バス停より徒歩10分
●駐車場:あり
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、で開園時間などが異なる場合がありますので、詳しい情報は公式サイト、または直接店舗にお問い合わせください。
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